新幹線・在来線ともに好調 - JR年末年始輸送

2008年01月07日21:57  ニュース

 JR各社は7日、年末年始(12/28-1/6の10日間)の利用状況を発表した。

 主要48区間の新幹線・特急等の乗客は前年同期比106%の計1136万人。新幹線は東海道が107%、山陽が111%、東北・上越・長野等が103%と軒並み増加した。

 特に山陽新幹線は約160万人が利用し、JR発足以来の最高記録を更新。今年度、年間の輸送量(輸送人キロベース)ではバブル期の最高を更新する見込みは無いが、明るい話題となった。なお、東海道・JR東日本の新幹線も最高を更新したと思われる。

寝台急行「銀河」の利用が32%増

 在来線では今年3月に廃止される寝台急行「銀河」の乗客が前年比32%増の3700人となった。JR東海によると、「銀河」と一部で来年3月に廃止されると報道された「富士」「はやぶさ」の合計利用者数は16%増の約1万5千人だった。

航空は減少、高速道路は微増

 JALやANAなどによると年末年始期間中の航空利用者は、国内線が前年比3.3%減の約272万人、国際線が1.3%減の約56万人となった。強風などにより欠航が相次いだのが影響しているとのこと。

 一方、各高速道路会社によると年末年始期間(12/26-1/6)の利用状況は全体で約371万台と前年同期より1.3%増えた。路線別では東名0.6%増、名神1.7%増、山陽3.7%増、東北は前年とほぼ同じだった。

 渋滞は10km以上のものが前年より27.5%増え、1/1夜に名神高速下り養老S.A.付近を先頭とした37.4kmの渋滞が最長となった。交通集中に加え、降雪が原因だという。なお、東海道新幹線でも2日に雪による最大15分程度の遅れがでた。


 ガソリン高騰で高速道路の利用が減るかと思いきや増えました。どうやら曜日配列の良さが影響しているようです。

 「銀河」の利用急増。利用の減少している列車の廃止が決まってから乗車率が上がるのは毎回恒例ですが、皮肉に思ってしまいます・・・。


年末年始の利用状況 (1/7 JR各社)
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 駆け込み? 3月廃止の寝台特急「銀河」前年比32%急増 (MSN産経 1/7)

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