常磐線から上野東京ラインで東海道新幹線へ
2014年10月31日18:00 ニュース
2015年3月14日、上野東京ライン開業。常磐線と東京駅・品川駅・東海道新幹線がダイレクトにつながります。
上野駅と東京駅を結ぶ上野東京ラインの概要がJR東日本から発表されました。 2015年3月14日から、常磐線は上野駅から東京駅経由で品川駅まで直通運転が実施されます。
上野駅のりかえ無しで東京駅へ
従来水戸・取手など→(常磐線)→上野駅のりかえ→(山手線・京浜東北線)→東京駅のりかえ→東海道新幹線
上野東京ライン開業
水戸・取手など→(常磐線・上野東京ライン)→東京駅のりかえ→東海道新幹線
所要時間・運賃などの見通し
- 水戸→(「ひたち」)→東京 約75分 3,820円(特急料金込) 121.1キロ
- 土浦→(「ときわ」)→東京 約50分 2,140円(特急料金込) 69.6キロ
- 柏→(常磐線快速列車)→東京 約40分 550円 32.7キロ
- 北千住→(常磐線快速列車)→東京 約20分 220円 11.0キロ
直通運転する列車について
常磐線特急「ひたち」「ときわ」
常磐線特急列車はデータイムの全ての列車及び夕夜間帯の一部列車が上野東京ライン経由で品川駅まで直通運転され、 いわき・水戸・土浦 と 東京・品川がダイレクトにつながります。
特急列車の名称は、速達タイプの特急列車の名称が 「ひたち」、停車タイプの特急列車の名称が 「ときわ」となります。
新たな着席サービスが導入されます。普通車はすべて事前の座席指定が可能となり、座席の指定を受けなくても空席を利用できるようになります。
特急料金はシンプルでわかりやすくなります。普通列車グリーン車のように事前料金と車内料金(260円)へ区分されます。指定席・自由席の区分がなくなり、期間にかかわらず指定席特急券・座席未指定券とも年中同額の特急料金となります。
「えきねっとチケットレスサービス」が導入されます。iPhoneなどスマートフォンや携帯電話で利用できる「えきねっと」のチケットレスサービスも開始され、通常よりおトクで便利なサービスとなる予定です。
常磐線普通列車
常磐線普通列車は一部列車が上野東京ライン経由で品川駅まで直通運転され、 取手・柏・北千住 と 東京・品川がダイレクトにつながります。
- 朝通勤ピーク時間帯:取手以南運転の快速上り電車のみの直通運転 東京駅8時ごろ以降1時間に5本程度
- データイム:土浦方面からの一部列車を直通運転
- 夕夜間帯:取手以南運転の快速電車を品川駅発着
- 土休日については平日に準じた輸送体系
「上野東京ライン」開業により、南北の大動脈が動き出します ~開業時期、直通運転の概要について~