山陽・九州新幹線 直通車両の内装デザイン発表
2008年07月23日21:18 ニュース
JR西日本・JR九州は、2011年に営業運転を開始する山陽・九州新幹線 直通運転用車両の内装デザインを発表しました。和のイメージをテーマに手すりなど随所に木材を使用し、ベースになったN700系とは違ったものになっています。
JR西日本では今年10月末に直通用車両を先行量産車を完成させ、山陽新幹線で走行試験を行う予定です。
グリーン車 … 2列+2列シート 24席
デザインは「古代桜」調の木目に花唐草模様の座席。可動式(?)の枕、フットレストのほか、ふくらはぎを支えるレッグレストも設置されますが、N700系で採用されたレッグウォーマーは非採用です。
山陽・九州新幹線は東海道に比べ需要が少ないのと、普通車指定席と同じ2列+2列シートを考慮してか、全体的にN700系のグリーン車よりワンランク上の設備になっています。
普通車指定席 … 2列+2列シート
「朱桜」調の木目に濃菜種色の座席。「ひかりレールスター」と同じ2列+2列シートで、ドリンクホルダーと新開発のリクライニング機構を採用。読書灯は無いが、頭の周りはN700系のグリーン車に近いようにみえます。
現在の「ひかりレールスター」では中央の肘掛にチャイルドクッションを取り付け1・2歳の子供が座れるようなっていますが、新型車両では中央の肘掛を跳ね上げ可能とすることでそこに座れるようになりました。
普通車自由席 … 2列+3列シート
「若桜」調の木目に茜色などの座席。色と木製の手すり以外はN700系の普通車とほぼ同様です。
山陽・九州新幹線直通用車両のインテリアデザインなどについて (JR西日本 7/23)
山陽・九州新幹線直通用車両のインテリアデザイン等について (JR九州 7/23)
山陽・九州新幹線直通車両の基本仕様発表 (2/27)
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